Devill's Canyon &PentumAE PC④ 最終回
PentumAE G3258のOCとベンチ等
いやはや、何でこのシリーズで4ヶ月も掛かったんだろうか?やはりただ組むだけでは満足のいくPCにはならなかったのが有ります、ケースが古すぎ!とか、CPUクーラーの選択肢を誤ったりこれからは4K時代だよね!と何を思ったのか突然4K化に意欲満々になったり..色々有りました(^^; 何より中々本職の方の仕事が忙しかったのも有ります。 このコーナーをズルズル引きずって省が有りませんね!
もう次期CPUやプラットホームもすぐそこまで来ています、前に進まないので今回は何が有っても最終回なのです!(^^;;
最終回(あ、ブログが最終回では有りません(^^; )は既に完成から4ヶ月も経ちましたが今回はSOLOからDefine R4入れ替えた事もありPentumAEことG3258 PCのまとめです。
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今回の主役はPentum Anniversary Edition長いのでPenAEと呼びますね(^^;
ことG3258なのです。
限定かも知れませんが購入するとPenAEのマウスパッドと歴代Pentumのロゴをあしらったポストカードが付いてきました。
CPU諸共記念に取っておこう!と言う方もいらっしゃるようですがバリバリ活躍していただきます!(^^;
Pentumなのに倍率可変型という変わった一面を持ち倍率も可変可能というのはMMX Pentum以来かなり久しぶり(初めてでは無い)なんですね。
その後、PentumⅡ(Celeron300Aも含む)以降倍率は何故か?Intelの陰謀なのか?知りませんがOCするな!と言わんばかりに倍率はロックされてしまいFSBの方でクロックを上げていく方法がとられました。
お陰で倍率の高いCPUはOCし難い存在になりOCには安価な低倍率CPUが相応しいとされていました。
PCの組み立て(Define R4へ入れ替え)
当初はC2D E6600で始まりCeleron E1680迄長らく使用してきたSOLOでPenAE PCを組んでいましたがケースの設計があまりにも古くHDD交換も面倒! そこで、Define R4を在庫処分で買ってきたので入れ替えてみました!
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Define R4ですが、偶々会社帰りにパソコン工房に寄ったら丁度R4の在庫処分をやっていましたもう既にDefine R5のニューモデルも出てますが\16,200は高過ぎ!!
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それに扉の中になって目立たないのでどーでも良い気もしますが前面ファンの所のグリルのデザインが嫌い!
(何か安っぽい(^^; )
R4なら型遅れなので\5,000以上安いので購入決定!
値段よりも側面を叩いた時の音!最近では珍しくペライ音じゃ無いのです!一目惚れをして何も考えず購入(^^;;
ただ、やはりTJ-04EW等の高級志向の物から比べると精度がいまいちな面もありますが、防音処理はしっかりしているケースです。
あとは写真では分かりにくいのですが、前面ファンはワンタッチで外す事が出来る等のギミックも有りフィルターなどもしっかりしています。
何よりも嬉しいのはDefine Mini譲りのストレージに強いケースである事ですね!3.5incHDDが最大8台も積める事!
ストレージベイを減らす事無くGTX980位のグラボならそのまま搭載可能な事も高ポイントです。
PC内部
構成
マザーボード ASUS Z87-PRO(V-Edition) \9,000(PCデポ)
CPU Intel PentumAE G3258 \7,800 (九十九電機)
Mem A-DATA DDR3 1600 4GBx2 (あり合わせ)
SSD TOSHIBA Q-Pro 256GB \16,800(去年の夏頃購入)
HDD WD Green 3TBx3+α
電源 サイズ超力 600W(あり合わせ)
CPUクーラー サイズ虎徹 \2,980+税(工房)
ケースDefine R4 \9,980+税(^^; (PC工房w)
O/S Windows7 Pro 64bit (ライセンス余りの物)
その他 PT3 (搭載予定)
※R4を除き2014年8-9月頃の価格です
と言う構成になりました、前回のデビちゃんPCとは違い特価品の寄せ集めと言う何ともリーズナブルなPCに仕上がりました。
使った金額は?\50,000以下!(あ、HDDも買い置きなので予算から除いてます)前回のデビちゃんPCの1/4以下!(^^; なのに速度には何にも不満はありません。
それに、私が組んだ割にはやけにPC内部もスッキリしてます何でだろ?(^^;
よく考えたらグラボも無くケースの背が低く電源ゲーブルの裏配線も楽ちん!それに超力のケーブルもチョイ長めで余計なケーブルは少なく(だからお安いんでしょうね?(^^; )良い感じです(^^)HDDは多数搭載してますが割とシンプルなPCになりました。
じゃあ早速OCをしてみましょうね!(^^;
PenAEはOC無しでは選択する意味の無いCPUですよね!定格でも3.2GHzと最近のCPUにしては低めでマージンも結構ありそうです。
2コアしか無いんだし...いきなり4.5GHzに挑戦だ!
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と徐に...FSBは触らずに100MHzx45 x2 で後はAUTOにしただけで....
これだけで何と..
アッサリ4.5GHzでUEFIは立ち上がりました(^^;
勿論OSも知らんぷりして何事も無いように立ち上がって....青画面にはなりません!
こんなに簡単にOSが立ち上がって良いのでしょうか?(笑
デビちゃんや4770Kの時の苦労は何だったのか?(^^;
ささーとOCCTで負荷テストを..ベンチを取った日は冬だけど山形も暖かくて室温が23度もありましたが結構暖かい環境下でもCPU温度が虎徹でも70度行かない程度、そりゃそうですよね?デュアルコアでAVXも付いていないんですからね(^^;
と言うより、リテールから比べると虎徹ちゃんたら-10度くらい下がるんですね!如何にリテールクーラーはヘタレなのかよく分かりました(^^; 虎徹も値段にしては中々良いクーラーだと思います。
ここでVcoreもAUTOだと1.37V位行くので手動で下げて行くと1.32V(CPU-Z読み)程度までは詰める事が出来ましたがそれ以下だと青画面が(^^;
室温は高めとはいえ冬に70度近くまで上がるのは精神上良くないのでキリが良い+1GHzの4.2GHzで常用を目指す事にします。(6分でチョット止めますね(^^; )
次に0.3GHzダウンの4.2GHz(Vcore1.22V)の温度変化ですがたった0.3GHz下げただけで10度近く下げられますね..と言うか、4.2GHz迄は温度上昇がなだらかに上昇するのですが4.2GHzを超えると急に上昇する傾向があるようです。
巷で言われている4.2GHzを超えると消費電力もうなぎ登りに増えると言われてますがそれと一致するようです。
下がOCCTの負荷テストで4.2GHz(Vcore1.22V)での温度推移です。
0.3GHzの差なんてビヒたる物なので温度上昇と消費電力の観点からこのCPUで常用出来るクロックは4.1GHz-4.2GHzが良い所では無いでしょうか?
勿論CPUの当たり外れも大きくこの常用クロックも変わると思います。
下は4.2GHzでのLinpack(AVXは元々無いのでOFF)の温度変化ですがVcoreもグンと落とす事が出来て-0.1Vの1.22Vでまず安定してます、未だVcoreを詰める事は出来そうですが不安定になると行けないのでこれで勘弁ね(^^;
このままで4.5GHzと定格の比較する為に簡単なベンチでも取ってみましょう。
Win7のエクスペリエンス
次に定番の..
歴代CrystalMark 2004R3ベンチ比較
見て分かるとおり、定格と4.5GHzOCでは特にCPU関連のベンチが大幅に伸びている事が分かります体感的にもチョットキビキビ動くかな?と言うような気がしますが(気のせいかも(^^; )定格の3.2GHzでも決してモッサリしている訳ではありません。
ただエンコをすると...
所詮Pentum![]()
の本領を発揮するみたいです(^^;
そういう時こそデビちゃんの出番なのであります(`_´)ゞ
Web閲覧やExcel Power Point等を使う普段使いではもう定格で電圧下げの設定で十分です!省電力PCに仕上げるのも悪くありませんね。
PentumAEはデビちゃんと違い初心者の方でもかなり扱いやすいCPUだと思います殻割りなんかしなくても+1.3GHzは余裕でクロックが上がります(元々マージンがあるからですね)
低価格な普段使いのPCに、又録画サーバーなどにも最適!B85等の低価格マザーと組み合わせももってこい!B85等でも最近はOCが可能になってます。
PenAEはCeleron300Aを彷彿させるCPU?安い!OC耐性も結構高い!のは一緒だけど...
PenAEの事をCeleron300Aの再来か?と言う方も多いですが、チョットアレとは違うと思います(^^;
Cel300Aはベンチでも450MHzにクロックアップできたとしてベンチマーク(当時はHDベンチ)の示す値もあの当時は最高峰とされていて値段も12万前後もしたPentumⅡ450MHzとほぼ互角かPen2と違ってキャッシュもオンダイになった為若干良い値が出て居たので2万前後のCPUが12万円のCPUに化ける!等と良く言われていました。
だからで皆さんのOC熱もヒートアップしてハズレ筐体に当たったらお代わりもしていたのです(^^;;
思い出しましたがセレ300AはマルチCPUもチョット改造をするだけで実現すると言う一面もありました。
450MHzのOC+SMPでPenAEの様なマルチコアに相当する使い方も出来たわけです、300Aも当初カセット式から販売され後にPPGA版も登場しましたそれに伴いSLOT1→S370に変換する下駄(CPUアダプタ)なんて言う物も出て来ました、その下駄も基盤にチョイ改造を加えるとマルチCPUに対応してしまうと言う面白い改造も出来ましたね。その下駄もSW1つでSMP対応に出来る製品も出ていました。
その場合、Windows98だとマルチプロセッサはサポートしていないのでWindowsNT4.0を使用しなければいけないないのです。
このOSも癖があってWin95からWindowsには有ったプラグアンドプレイが非対応なのでドライバーも手動でインストール、ネットの接続も手動!
ネットと言ってもLAN接続は2台PCが有ったのでしていましたが2000年頃のブロードバンド普及前まではインターネットはアナログ電話回線(またはISDN)テレホーダイの時間帯を狙って細々やってましたね。
又パソコン通信のNIFTY Serverやアマチュア無線を使用した無料のパケット通信も混在してました(^^;
パケット通信とは?
MOをFAT32では無くNTFSで誤ってフォーマットしてデータを渡すと相手がWin98だと...「読めねーよカス!」と言われるトラブルも続発!(^^;
Windows2000が出た時NT系も、ものすごい使いやすくなって感動した物です(^^;
当時はIntel非公認の使い方が蔓延して上位CPUの立場が..(^^;と言う状態に!だから面白かったんです!
今はどうでしょ?OCもIntel公認!(公認とはいえ保証は相変わらず無いので注意してください)
何とググったら当時の記事が未だ残ってた...(^^;↓
その後のS370のカッパーマイン(河童)のCeleronやPentumⅢも面白かったなぁぁ...
300A時代と違って残念ながらPenAEの場合は上のベンチマークテストが示すとおり同クロック(4.5GHz)の4770Kの半分チョイの値しか出ていません、それ所かここでは比較は出てませんがクロックが低いi3の4130よりも悪いか互角の結果になっているとか..
ま、デュアルコアとクワッドコアの違いやスレッド数の違いキャッシュ量の違いなども影響して7千円くらいのCPUが4万円くらいのCPUに化ける事は決してありませんし、OSがCel300Aの時みたいに目に見えてキビキビ動く事も有りません(^^; (エンコなどで効果を発揮)
OSをキビキビ動かしたかったらメッチャクチャ早いM.2のSSDを使ってください(^^;;ハハ
今はOCをしてもちゃんと上位CPUの面目は保たれているわけですねー、だからOCの面白さも半減ヽ(`Д´)ノ
PenAEと言うCPUはOCが思う存分楽しめる面白いCPU!と言う事は十分感じられました!性能はさておき、そういう意味ではセレ300Aの再来と言っても過言ではありません。
UEFIが飛んだ!?(TT)..USB BIOS Flashbackは神!
USB BIOS Flashbackの使い方
最後の最後に失態をしてしまいました(TT どうやら最新のUEFIに更新する時に電源コードに足を引っかけて更新中に電源が切れてしまいました!勿論PCが起動しないです!
(゜◇゜)開いた口がふさがらないとはこの事なのです(^^;
でも心配要りません!ASUSの上位マザーにはUSB BIOS Flashback機能が有る事はご存じでしょうか?
これはP8Z68では取説に解説されていましたがP8Z77以降の取説には詳細は書かれていません。
不親切にも程が有ります!ASUSさん!(`Д´)怒!
一応手順を私のメモ代わりも兼ねて書いておきます。
手順
1.USBメモリを準備する(32GB以下)
2.USBメモリをFAT32でフォーマットする(NTFSやexFATでは駄目です)
3.自分の欲しいVerのBIOS(UEFI)をダウンロードして解凍
4.ダウンロードしたBIOSをUSB BIOS Flashback用のファイルにリネーム
Z87-Proの場合はZ87P.CPAにリネームしてUSBメモリのルートディレクトリにコピーする
※USB Frashback用のファイルネームは機種毎に異なるので取説のASUS CrashFree BIOSの項目を参照。
5.UBSメモリをUSB BIOS Flashback用ポートに刺す。
バックパネルを確認してUSB BIOS Flashbackと書いている所です、緑で囲ってあるのですぐ分かるかと思います。
6.電源のメインSWのみ入れてPCは起動しない状態でマザーボードに有るBIOS FLBKスイッチを長押しする。
Z87PROはPOSTコード用LEDのすぐ近くにありましたが機種によって区々なので取説で良く確認しましょう!
7.すると...BIOS FLBK SW近くの緑色のLEDがゆっくり点滅し始めるます、進行するに連れて点滅が早くなり
BIOSの書き込みが終了すると消灯します。
BIOS書き込み終了まで5分も掛かりません、もし何時までも点滅していたりLEDが点灯した場合書き込みは失敗です
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が、慌てる必要は無いのです(^^;
そういう場合は慌てずに、電源のメインSWを一旦切ってから再書き込みすると良いのです。
その際、USBメモリのフォーマットやBIOSのファイル名も確認してください。
どうしてもうまくいかない時はUSBメモリを8GB以下の物を使用するとか別の物を使う事で解決する場合もあります。
と、言う具合にBIOSが何らかの影響で書き込み失敗したり誤ってバグの潜んでいるBIOSを書き込んでも安心!
勿論新しいCPUが出たが購入したマザボが対応してない!と言う場合も有効です。
この機能はASUSでも比較的上位機種限定に付いている機能です、出来ればこれは有った方が良いですよー!リーズナブルなマザーボードはこの機能はありませんのでご注意を!
初めはPenAE如きでZ87/97なんて要らないかな?と思った所Z87の在庫処分を盛んにやっていましたその中でPCデポでAsus Z87-Pro(V-EDITION)が税込+送料込\9,000で売られていて直ぐに飛びつきました(^^;
チョット前まで¥21,000もしていたママンが\9,000じゃ飛びつかない理由が無いでしょ?(^^;
それにこのマザーは後から出た物なのでC1は存在しない事は分かっていたのも購入の切っ掛けです。
これにも偶々USB BIOS Flashbackが付いていたのでホント助かりましたね!(^^;
とは言ってもこのような特価販売以外ではPenAE向けではH97とかB85(H81でも良いくらい)を選ぶのも悪くない選択肢です4.2GHz程度のOCならデュアルコアですのでそんなに電力も消費しません、4フェーズ程度でも長きに使っていけるのでは無いでしょうか?(寧ろ4790Kを定格でH97,H81等で使った方が心配(^^; )
最後に..
と言う事でこのPCは普段使いPCや実験君として活用していきたいと思います(エンコはしない)
デビちゃん&PenAEの話題はここまで..何かあり次第追記していく事にして新たな投稿はこれでおしまいです。
次回の自作系は?鯖?そーなんです!ファイル鯖が6年越えでもう鯖の更新しないとやばいのでBroadwell-kが出る迄の間に作成していきたいと思います!
前回も予告していた4Kモニターも値段が変動して右往左往中でこちらもそろそろ決めたい所ですね(^^;
End