アナログのレコードを楽しもう!
意外とレコード本来の音を出すのは面倒..
レコードと一言で言ってもCDもレコードの一種なのです解釈を変えればUSBメモリーもレコードになってしまいますね、レコードとは記録媒体その物を意味しています。
最近音楽産業の名前に何チャラRecordsとか付くのも年末TBS系で恒例の「輝く!レコード大賞」の名前が「CD大賞」に変わらないのもそういう事ですね!更に進化して「輝く!ダウンロード大賞」なんて変わるのも嫌でしょ?(^^;
今回は、アナログディスクレコードの事を総称してレコードとしています。
と言う事で、最近レコード(アナログディスク)サウンドが見直されているのはご存じの方も多いと思います。
ハイレゾ音源とか次世代の音源も登場したのに何を今更..それにPCオーディオとは関係ないでしょ?
と思われる方も多いかも知れません、実は大いに関係があるのです(^^;
最近、古いレコードやテープをデジタル化して楽しまれる方が増えてきていますよね?
最近流行っているレコード→MP3に変換するプレーヤーも出てますが音を聞いたら..かなりガッカリする音でした特にMP3に変換後聞くと「なんだこりゃ??酷い...」と言う事になってしまいました(^^;
あれはレコードの本来の音の30%程しか出てないのでは?と思いました(飽くまでも私感です)
これはPCのオンボサウンドが不満!感じる方ならもう100%ヘボいサウンドに聞こえると思います(^^;
でも、チョットした工夫でお安くレコード本来の音をある程度引き出す事が出来るんですね。
今回は製作記事では無くレコードプレーヤーのイロハをこの版に相応しく勝手に語りたいと思います(^^;
それと昔から言われているレコードを掛ける時の手順という物も有りますが、以下の通りなのです。
1.レコードを掛ける前にクリーニングをする(でないと埃がレコード針に貯まってきて内周で音質が劣化してしまいます)
2.これ重要!アンプのボリュームは0に絞る。
理由は簡単、レコード針が音溝にトレースする時に出てくる「ポッ!」と言う音が実はスピーカーに負担を掛けるからです。
3.マニュアルプレーヤーの場合カートリッジのレバーを持って慎重に音溝の外側に持って行き針を乗せる。
この作業が手が震えて小さい頃は誤ってレコード針がレコードを横切ってスピーカーから思いっきり「ギュー!!」
と音が出て親に大目玉を食らった事がありましたね(^^;
4.アンプのボリュームを徐々に上げてお好みの音量で楽しむ...
※レコードは途中で止めては行けない(途中でトーンアームを持ち上げるとスクラッチノイズの元!)
なので一度レコードを聴き始めたらかったるい曲も飛ばさずに最後まで聞かなければなりません。
大体レコードで曲を飛ばすなんて一応物理的に出来るけど恐ろしくて私には出来ません(^^;
実は..レコードに記録されている音はCDよりもワイドレンジなのです!
レコードはデリケートで親の世代で保存していたレコードを掛けると「プチプチ...」音が入っていたり、これはスクラッチノイズという物でどうしても劣化してくると出てくる省の無い物ですが正しい手入れをしていればスクラッチノイズも予防できるのですが、手間が掛かりすぎますね(^^;
このスクラッチノイズは1990年代レコードとCDの生産が逆転した頃から音楽作品の効果音として広く用いられています。
スクラッチノイズをアルバムの始めに効果音で入れていた物も有りました大黒摩季のアルバム名は忘れましたが、「CDにレコードの様なノイズが入っている!」騒動が起こった事も...今では効果音か..と言う程浸透してますよね?
手間は掛かりますが出てくるサウンドは圧縮音源やCDとは違って柔らかく暖かいサウンドが出て来ます。
実は!レコード等の所謂アナログサウンドはCDの44.1KHzや一般的に使われる48KHzのサンプリングレートと言う概念が無くCDの周波数特性は5Hz~20KHz位で寸止めなのですがレコードには20KHzを超える超高域の音も記録されているのです(レコードの録音機カッティングマシーンの周波数特性に準ずる)特に最近続々リリースされている新しいレコードについてはほぼ漏れなく20kHz以上の音が入っています!
※ホントに古い1970年代以前のレコードには入っていません(^^;
でもどうせ20KHz以上の音なんて聞こえないんじゃ無いの?と思うかも知れませんが音の余韻や倍音は聞こえなくても人間は感じ取る事が出来るのです。
レコードが心地よく聞こえるというのはその辺の兼ね合いがあるのかも知れません。
最近のレコードをヘッドホンで聴く時も20KHz以上の音域も再生できるハイレゾマーク付きのワイドレンジタイプのヘッドホンを使った方良いかも?(この場合イコライザーアンプの周波数特性に注意)
※但しCDに比較して周波数特性に優れていてもS/N比、ダイナミックレンジ、高調波歪率、ステレオセパレーション(1本の溝でステレオのL,Rを記録している関係上クロストークも多い)更には古いプレーヤーだとワウ・フラッターの問題も出て来て幾ら高級プレーヤーを使用しても周波数特性以外はCDに劣ります。(内周と外周でトレース速度が違う為CD-Rと同様、外周と内周での音質の差もありそれが顕著)
しかし、オーディオの世界はその機器の性能を示す数値が全てではありません、例えば真空管アンプにしても実は...周波数特性はともかくこれ又最新のMOS-FETアンプに比較して高調波歪み率が劣っています。
しかし..耳当たりは半導体アンプより管球アンプの方が良い場合が多い不思議も有ります(人それぞれの好みもある)
レコード演奏で厄介なのはハウリング
レコードプレーヤーは増幅率が高い為代表的な悪循環としてハウリングも発生します。
ハウリングとはマイクをスピーカーに近づけると「キィィィ~ン!」という不快な音が出ますがスピーカーの音をマイクで拾ってしまい信号のループが出来ますその時アンプは発振器に変身してしまいます(^^;それがハウリングです、レコードプレーヤーも同じです。
なのでレコードプレーヤーは絶対にスピーカーの上に置いては行けません!!(正面もダメ!)
レコードを掛けてアンプのボリュームを上げると「ボォォォォン!」とすさまじい音が出ますので近所迷惑にもなるので気をつけてくださいね(^^;
防止するにはスピーカーにレコードプレーヤーを近づけないのが一番ですが、インシュレーターを強化したり昔は市販のコンクリートブロックをプレーヤーの下に敷いてスピーカーも同じく床にベタ置きしないでコンクリートブロックに上げて使用してましたね。
※当たり前ですがヘッドホンでレコードを聴く場合はハウリングは発生しません。
マニュアル、セミオート、フルオート、レコードプレーヤーは3種類
レコードプレーヤーにはフルマニュアルプレーヤー(演奏が終わってもトーンアームは戻らない)
セミオートプレーヤー(掛ける時は手動だが演奏が終わると自動的にトーンアームが戻る)
フルオートプレーヤー(レコードをターンテーブルに乗せてボタン一つでトーンアームが動いてレコードの演奏を開始する演奏が終わるトーンアームが戻る中にはEP版とLP版を自動判別してトーンアームがそれぞれのレコードのサイズに合わせて動く物も有る)の3種類あります。
マニュアルプレーヤーはハイエンド機に多く取り扱いも慎重にする必要があります、特にレコードを掛けて居眠りはしない(^^; (トーンアームが戻らず延々とボッボッボッ.....ノイズがスピーカーからで続けますレコード針の寿命も縮めかねないので注意が必要です)
その他に幼少の頃親戚の家に行った時見かけたのですが昔はEP版(45rpmシングル別名ドーナツ盤)を連続再生するレコードのオートチェンジャーが有ったようです(70-80年代は㌧と見かけなくなりました)これはジュークボックスでは無く家庭用のプレーヤーに付いていた機能です。
そういえば、フラッシュメモリーを使った車載用の音楽プレーヤー(MM-1やカーナビの機能)が登場する前はCDのオートチェンジャー何て有りましたよね?(^^;
レコードプレーヤーをハードオフでGETしよう!
ターンテーブルはメンテしやすいダイレクトドライブが良いかも?
レコードプレーヤーは今販売されているお安い物より70-80年代に作られたプレーヤーの方がガッシリしてターンテーブルはしっかりしているのですそう言う物をハードオフや中古オーディオショップで探すのも手ですね。
但し、高機能型のプレーヤーは電子トーンアームとかだと経年変化で劣化している場合もあるのでトーンアーム部分は割とシンプルな物を選んだ方良いかもしれません。
後は中古プレーヤーで一番気を付けたいのはターンテーブルの駆動方式もチェックする事です!
駆動方式はダイレクトドライブ、ベルトドライブ(糸ドライブも含む)、ホントの昔のプレーヤーに多いリムドライブの3種類存在します。
それともう一つ幻の駆動方式がありますよ!DD(ダイレクトドライブ)の一種ですが「リニアモータードライブ」これは77年頃今は亡き三洋電機が開発したドライブ方式でOTTOブランドで出していました。
TechnicsのDDプレーヤーも画期的な事でしたが当時は「リニアモーター」と聞いて衝撃が走りました(^^;
リニアモーターカーで使われているあのリニアモーターと仕組みは一緒で、ベルトドライブのモーターの振動をターンテーブルに伝えにくい性質とDD方式の回転精度の高さを両立する物ですからね。
日テレ系で三洋1社提供の番組「びっくり日本新記録」(読売テレビ制作)の60秒CMで堂々と宣伝迄していた位です、今考えればレコードプレーヤー如きに60秒も時間を裂くなんて考えられませんよね?(^^;
参考URL:
まあ、リムドライブのプレーヤーはホントの骨董品しか無いと思いますが(^^;
リムドライブのプレーヤーも偶にハードオフにボソッと置いてあったりしますが外観が古めかしいので先ず手を出さないでしょう、構成が簡単な事で安価なプレーヤーに採用されています嘗てはモノラルタイプのポータブルプレーヤーは全てこのタイプでした。ゴロと言う現象、図にあるアイドラーが変形してくるとターンテーブルに振動が伝わって「ゴロゴロ」スピーカーから音が出てくる事があります。
ベルトドライブはモーターの振動をゴムベルトで吸収しやすいので滑らかなターンテーブルの回転が期待できる反面ベルトが硬化したり伸びたりすると回転ムラが出てくる欠点があります。
中古プレーヤーではベルトドライブのプレーヤーも多く存在します。
ズバリ!中古の安物ベルトドライブプレーヤーは避けましょう!(ハイエンドプレーヤーは除く)ベルトドライブだと初めの内は良いですが必ず伸びてきます伸びるとワウフラッター(回転ムラ)が出て音調が変わって聞こえたりピアノの音が不自然になったりしてしまいます。(ワウフラッターを人間の耳で感知できるのは0.2%以上です)
こうなったらベルト交換が必要になります(しかも割と早くこの時期が来たりする物です)ベルトは生産終了して久しい物はメーカーでも保守部品はありません!
そう言う観点からも初めてのレコードプレーヤーはダイレクトドライブのプレーヤーを選ぶようにした方が無難かと思います。
ダイレクトドライブの物だと回転ムラも少なくベルト交換も不要ですし、メンテナンスも楽です。
但しモーターその物が経年変化でヘタッて来ていたりベルトドライブから比べてモーターの振動が伝わりやすい欠点もあるので買う時は必ずターンテーブルを回して経年変化による振動が無いか確かめましょう!(出来れば実際レコードを掛けて音調が変で無いか確かめる)
※レコードプレーヤーにはストロボ機能ターンテーブルの端に格子柄が有る物があります。
調整の仕方は省略しますが、これを使って正しい回転数に微調整ができます。
中古でもよく出回るスクラッチでよく使われるTechnicsのSL-xxxxシリーズには漏れなく付いていますよね?
このTechnicsのターンテーブルもDDの元祖と言うべくモーターはしっかりしています。
と言うよりもカセットデッキでも又家電製品、洗濯機や掃除機でもナショナルはモーターが強い!と言うイメージが強いですね。(松下電器の製品は全般的に壊れにくいイメージが強かったです)
今のPanasonicブランドになってからはどうなんでしょうね?家電はお高い物はしっかりしてそうですが。
音響機器(Panasonicブランド)は昔のTechnicsブランドの頃から比べるとチープな音ですよね?
特にナビは酷かったです(三洋から派生したゴリラじゃ無くてSTRADAシリーズの方ね) MP3再生などはオマケCDの音質もイマイチでした地図が古くなったのを機会にDIATONE SOUND NAVIに覆したら、何??この違いは?(^^;;みたいな..
Panaは地図だけは見やすいのに音がorz..三菱さんを見習ってTechnics R(リファレンス)NAVIとか作れば良いのに..あ、又脱線しましたね(^^;
あ、いやそのTechnicsのSL-1200シリーズの後継機の開発が再開するそうです!(^0^)
奇しくもこの記事を書いたその日のニュースなのですね、これは嬉しいです!でも...お高いんでしょうね?(^^;
しかし、今も昔も実際私が使っているのは元祖日本のレコード会社コロムビアのブランドだったDENON(デノン)なのです(^^;Technicsの技術には感心してましたが一度もそこのプレーヤーは使った事が有りませんw
思い出の一品レコードを電波で飛ばすTechins SL-FM1「リクエスト」
コンポが買えない庶民にはラジカセのシステムアップが流行..
と思いましたが、ん?有りました!そういえば、メインのDDプレーヤーではありませんが一応アレもTechnicsブランドのプレーヤーでしたね(^^;
そうそうこれです!SL-FM1と言うレコードプレーヤー上記のカタログの通りレコードの音をFMステレオで送信できるプレーヤーなのです!
親や兄貴の所有物では無く私自身のお年玉やお小遣いを貯めて買ったMy 1stレコードプレーヤーがこれでしたね(^^; その昔、中学に進学する時に必ず買ってもらえる物が「ラジカセ」それが必需品とされていました何故かというと?英語のレッスン用にラジカセを買ってもらえたんです!
Technics SL-FM1「リクエスト」
名目上はNHKラジオ第2で放送している「基礎英語」をカセットに録音して英語のレッスンをするように!
と言う事でしたが実際は1度もそんな目的では使った事はありません、音楽を聴く物でしたね(^^;
それは親にお強請りする最高のチャンス!でも有ったのでチョットお高い(英語のレッスンには贅沢)ステレオラジカセを買って貰うと言うのが皆さんの定番だったみたいです(^^;
私が買って貰ったのは確かNationalのSTEREO MAC ST-5だったかな??
(リクエストのカタログに写ってましたね(^^;)とにかくカタログ通りに揃えないと気が済まない性格だったのかも知れませんね(^^;;
このプレーヤーの愛称が「リクエスト」実際FM電波を飛ばすのでラジオ局みたい!と言う事からこの様な愛称が付いたのだと思います。
レコードの音をFM電波で飛ばすという画期的なアイディアが皆さんに受け入れられテクニクスのレコードプレーヤーでも売れた部類だったのでしょう、価格も\32,800とリーズナブル!
え?最近のUSB接続のプレーヤーよりは高い?あの頃は幾ら安モン プレーヤーでも\39,800はしてましたょ
コンポーネントの中でアンプに次いで意外とお高い物なのでした。
このプレーヤーのテレビCMに金八先生や「僕は死にましぇーん~」(^^;で知られる前の武田鉄矢が出演していましたね、このCMもこのプレーヤーを買う大きなきっかけになりました。
後の金八先生だけ有って凄い説得力のあるCMに乗せられちゃったのでしょうか?(笑w
その後SL-FM1とシスコン(システムコンポーネントステレオ)の組み合わせ「リクエストGM」が販売されてこれにもCMに武田鉄矢が出演「リクエストとGMはついて歩く~...テクニ~クス~♪」のCMのフレーズが今も頭に残ってます(^^;
ラジカセと組み合わせて使うのには持ってこい!
後から発覚する音質の悪さはともかくプレーヤーの後部に付いているFM送信用のアンテナがかっこいい!
コード接続も要らない、バッテリー駆動も出来たので電源コードすら要らない、武田鉄矢効果も手伝って「これは欲しい!」3万円を握りしめて近くのナショナルの電気屋さんに走りました。
ゲゲゲ2千800円足りない!と思いましたが\32,800は定価で有り、幾ら町の電気屋さんでもその位は負けてくれました(^^;
ただ残念な事はテクニクスご自慢のDD方式では無かった事ベルトドライブでそれがよく伸びましたリクエストを所有している時に5回程交換しましたよ、レコード針の交換より多かったかも?(^^;
あとはカートリッジの交換は出来ましたがヘッドシェルは固定されていたので面倒くさい点とFM電波なので直結から比べて明らかに音質が悪い点でした。
FM電波なので周波数特性も精々50Hz-15KHz位でFM電波に乗る時点で「リミッター」が掛かり(最大周波数偏移を許容範囲に収める為に必ず掛かります)ダイナミックレンジが狭くなり平たい音になります。
と言う事も当時教育テレビ(現Eテレ)でやっていた「オーディオ入門」と言う番組でやっていたので小学生の頃からよく知っていました(^^; この番組は毎度食い入るように見てました(^^;
ま、ラジカセ用のプレーヤーと割り切れば許容範囲でしょうか?
それと筐体がプラスチック感が有って安っぽい、故にラジカセに外部スピーカーを繋いだ環境だと「ブォーン!」と言う音が...(^^;そうハウリングです!リクエストの下にコンクリートブロックを敷いて使っていましたね。
FM意外にもLine出力も出ていて普通のプレーヤーとしても活用が可能でした(イコライザーアンプも内蔵)
このプレーヤーの音質に飽きてもうチョットレコードの音を良い音で!と欲が出て兄のDDプレーヤーが遊んでいたので拝借してイコライザーアンプは自作です(^^;、それをラジカセに繋いでだけで高音の伸びが良くなって感動したと言う事もありました(当時は20KHz近いの音はきこえていたんでしょうね(^^; )
で、リクエストはと言うと...当時ミニFM局(微弱電波を使用)なる物が流行っていたので折角トランスミッターも付いているしマイクの音も乗せられるようにしましょ!と言う事でミキシングアンプをリクエストに内蔵してSW切換でマイク/レコードの切換に改造をしたまま押し入れに...あれから何処行っちゃったんでしょうね?(^^;
これらのプレーヤーと組み合わせてラジカセのシステムアップが当時大流行していました。
コンクリートブロック..下のリンクのカタログにも載ってますね!こんな感じでオーディオには便利グッツだったのです(^^;
レコードプレーヤー+外部スピーカーをラジカセに繋いでよりよい音で楽しむのが定番でした。
私の場合ST-5の外部スピーカーはお金が無いので自作でしたね、しかも...スピーカーユニットはタダ!
粗大ゴミ置き場の家具調テレビからスピーカーだけ取り外して持ってきました(^^;
これが又当時のテレビには立派なスピーカーユニットが付いていました18cmウーファーと5cm位のトゥイーターが当時のテレビはステレオでも無いのに2個付いていました、2個有ったのでステレオ再生用に丁度良かったのですね。
三菱の家具調テレビだとDAIATONEスピーカーがくっついていたので「三菱無いかなぁ....」探し出してワーィ!! DAIATONEだやたぁ!!でもスピーカー高価なのか知りませんが1組しか付いてなかったりしてorz..(^^;
エンクロージャーもAudio誌を参考に自作バスレフのポートもしっかり計算して取り付けました、ネットワークのコンデンサーとコイルの定数を調整してクロスオーバー周波数も色々試して詰めて行くとこれが又結構まともな音が出たのです。
エンクロージャーの木材も近くの家具工場から合板の廃材を貰ってきてそれを利用しました、吸音材はお婆ちゃんから布団で使う綿を貰って来てそれを利用(^^;w 貧乏くさいけど楽しかったなぁ...あの頃は
お金が貯まったらFostex FE-120シリーズをベースに色々スピーカーも自作して楽しんでいましたね。
そしてカタログの写真に出ている人物の写真が如何にも70年代!と言う感じがしますね(^^;w
ナマ録もそういえば流行りましたねー当時の撮り鉄マニアはSLの音(だけ)録るのが定番。
小学生の頃はテープレコーダーの使い方もよく知らなかったのでテレビの歌番組を録るのにマイクをテレビのスピーカーに近づけてナマ録してましたしねw(笑
私もたわいも無い蝉の声やコオロギの声をステレオ録音して「何が楽しいんだろ?」とハッ!!と目が覚めました(^^;
こんな自然の音を録っても省が無い...と思い某アーティストのコンサート会場にラジカセを持ち込もうとしたら「君君!!録音しちゃダーメ!置いて行きなさい!」怒られてしまいました(^^;(当たり前なのですw)
ナマ録したテープもどっかいっちゃいましたしね。
※その後コンポに走った時はリクエストの悪いイメージが頭に有って(テクニクスは悪くないです!)プレーヤーは元祖DENONでしょ?と言う事になりました(^^;
こう言う画期的なレコードプレーヤー出ませんかね??PCとUSB接続も便利ですがBluetooth接続のワイヤレスレコードプレーヤー出ないかなぁ...Bluetoothもハイレゾ対応したようですし丁度良いじゃんレコードの20kHz越えの音もワイヤレスで伝送出来るんじゃない?
カートリッジはMM型とMC型があります
次に、カートリッジ(ピックアップ)についてですが大まかにMM(VM)(ムービングマグネット)方式、MC(ムービングコイル)方式の2種類存在しています。
購入したプレーヤーにはどのタイプが付いているかよく確認しましょう、カートリッジの型名からWebで検索すれば直ぐ分かります(スマホがある方はその場で出来るでしょ?)
MMカードリッジは出力電圧も高くイコライザーアンプのみで必要十分な音圧を得られますがMCカートリッジの場合は....更に出力電圧が低くイコライザーアンプの前に昇圧トランスか?ヘッドアンプが必要になる場合も出て来ます。
そしてレコード針もMM型よりMC型の方が高価です。
と言うのは構造上MC型の方はコイルごと交換する事になるからです。
MM型の場合コイルは本体側に付いているのでコイルはそのまま使用するのでレコード針はそんなに高くはありません。
音質の傾向としてMCカートリッジは繊細な音でクラッシック向けMMカードリッジは図太いサウンドでロックやジャズ向けの音と言われてますが、私としてはどちらも捨てがたいですね。
よく聞く音楽のジャンル(Rock ボーカル)からして私の場合MMが適任なのですがこれらのジャンルをMCカートリッジで聞いても又別の感動がありますしね。
私の場合第1次オーヲタ時代はカートリッジを交換して楽しんでいましたが今はDENONのDL80の針交換時期を境にDL110に交換してこれ1本ですね。(交換針が見つからなかった為)
聞くソースのレコードの比率は3%程度なのでこれでいいのです。
レコード再生にはフォノイコライザーアンプが必要です!
レコードプレーヤーはそのままアンプのAUX端子に繋いでも正しい音は出て来ません多分にして蚊が鳴くような小さな音でハイ上がりなシャリシャリした音が出てくると思いますと言うのはレコード針からの振動を電気信号に変えるカートリッジ(ピックアップ)の出力電圧が低く、レコードにもRIAA偏差というFM放送やAM放送又テープデッキで採用されているプリエンファシスのような物が掛かっているからなのです、つまり..レコードに音を記録する時に高域のノイズを押さえる為に高域を強調して低域を低めに記録して再生する時に高域を押さえ低域を持ち上げてフラットな音に戻すのです、この役割をしているのが「フォノイコライザーアンプ」なのです。
※RIAA偏差とはRecording Industry Association of America(アメリカレコード工業会)の略で1954年に制定されました。
RIAAカーブを用いるもう一つの理由がレコードの長時間記録も意識した物です、つまり低域の振幅は大きくなりそのままカッティングしてしまうと音溝が隣の音溝に達してしまう不都合が起こってしまうので低域を控えて高域側を強調すればこういった不都合は起こらず高域を強調する事で高域のノイズ低減にもなるので一石2鳥なのですね。
イコライザーアンプにはもう一つカートリッジの出力電圧を増幅する役割もあります。
MCカートリッジを使用する時はイコライザーアンプもMM/MCカートリッジ両対応の物を選ぶようにしましょう。
又、最近のプリメインアンプにはphoneo(フォノ入力)が無い物もありますがハイエンド系や安くてもDENONのPMA-390シリーズ等には付いていますのでそちらを使っても良いでしょう。但し、390シリーズはMMカートリッジ若しくは高出力タイプのMCカートリッジ専用になります。
又PHONO端子はAUX入力の代用には使えません!理由は分かりますよね?(^^;
もしPHONO端子にCDプレーヤー等を繋ぐと..大音量がスピーカーから出てツイーターを飛ばしてしまうトラブルも起きかねませんので絶対やっては行けません!!
アンプやイコライザーアンプにプレーヤーを繋ぐ時はアース線(GND)を必ず繋ぎましょう!
レコードプレーヤーには普通のRCAピンジャック(赤白端子)とGND端子が付いていますGND端子は飾りではありません(^^;必ずアンプやイコライザーアンプと接続する時はGNDも接続してください。
でないと「ブーン....」というハムノイズが必ず発生します!
PCにレコードをキャプチャする時の注意事項
先に述べたように直接PCのサウンドカードの入力端子にレコードプレーヤーを繋いでも音圧は低くシャリシャリした音しかキャプチャーは出来ません!
先ずはイコライザーアンプを途中に挿入します
このコーナーらしくオペアンプを使って自作しても面白いかも知れませんね!
上でも触れましたがレコード全盛期の70年後半~80年代前半にラジカセにもレコードプレーヤーを繋ぐのが流行していました。
レコードプレーヤーは有れどラジカセにはごく一部の高級ラジカセ意外Line入力は付いていましたがイコライザーアンプは付いていません!
SONYのラジカセのオプションでイコライザーアンプも市販されていましたが高いので「作っちゃえ!」と言う事でラジオの製作かAudio誌に掲載されていたFET差動(この版のFET差動ヘッドホンアンプと同じ仕組みの回路と最近判明(^^;)方式のイコライザーアンプの製作をした事が有りました、あの当時は2SK170系も2SC1815も入手は楽で安かったので携帯ラジオからプリアンプの部品として多用されていました(今はチョット入手困難で高い)ただFETのペアリングが面倒で複数FETを買い込んで中学の頃放課後に「技術家庭科室」で高くて買えなかったデジタルテスターを拝借(^^;してFETの選別をした事も有りましたwペアリングしないとといと左右の特性が異なり駄目アンプが出来てしまいます(^^; それはベルケさんところの FET差動HPアンプも同じです。
しかし、最近はオペアンプという便利な素子がありペアリングも要りませんし自作するのも楽なのです!
製作記事(MMカートリッジ専用)
市販品の販売リンク
勿論MCカートリッジの場合は更にヘッドアンプ若しくは昇圧トランスが必要になりますがイコライザーアンプにMM/MCモードが有る物があるのでそちらを選ぶようにしましょう。
又はプリメインアンプのPHONO入力にレコードプレーヤーを接続してプリメインアンプの録音出力からテープデッキに繋ぐ要領でPCのLine Inに接続しても良いです。
※新しめの物はイコライザーアンプを内蔵しているプレーヤーもあります。
サウンドカードも好み次第で選べば良いと思いますが、再生専用のサウンドカードもあるので注意しましょう。
最近のマザーボードのオンボードサウンドでも結構まともなアナログキャプチャーが出来ますのでそちらを使用しても良いでしょう。
そしてキャプチャした物は?圧縮音源にする場合「古い音源だからビットレートは低くても良いよね?」とお思い方も多いと思いますがそれ、大間違いです!と言うのはMP3にせよAACにせよ間引きする音域は高域だけならまだしも中低域の音までも間引きしてしまいます!それがビットレートが低くなれば成る程、中低域も痩せて行ってしまうのです。
そうなってしまうとレコードの持つ肝心な部分であるふくよかな中低域が失われてしまいレコードからキャプチャーした、と言う心地よい音が著しく失われてしまいます。
古い音源といえども最低でもMP3なら320kbps出来れば無圧縮やFLAC等で保存するようにしましょう!
今はスマホで聞くにしてもMicroSDカードも大容量で安くなっているのでそんなに負担にはならないでしょ?
車の中でで聞く場合やお家でスピーカー再生する場合その差は顕著に出て来ます。
と言う事でハイレゾ音源に走るのも良いかもしれませんが音源は∞!新しいレコードも続々リリースされていますのでアナログに走るのも又良いのでは無いでしょうか?